釣行前の家でのセッティングは、こんな感じ。
このまま竿袋に入れて釣場へ向かいます。
作業と仕掛けをシンプル化するために、システム化してあります。
仕掛け(ウキ周りと連結部)は、こんな感じでセットしてある。
こことこの下の部分(カゴ周り)の内訳は以下の通り。
まずは天秤から。
天秤に着ける30cmのワイヤーを作ります。
【使用材料・工具詳細】
・大洋ベンダーズ ワイロン#37s L=35cm
・ヤマシタ LPダルマクリップ サイズS x2個
・熱収縮チューブ Φ2.0=20mmx2本。Φ3.0=25mmx1本・40mmx1本。
・YO-ZURI ヨーズリ パワーアッププレッサー (工具)
まずは輪っかを作ります。概ねL=25mm。
反対側をスイベルを入れてカシメます。
カシメるのに使う長さは9mm。
カシメの出来上がりはこんな感じ。
Φ2.0=20mmx2本の熱収縮チューブをカシメる前に入れておくのを忘れない。
後からでは細くて入らない。
概ね、30cmに仕上がった。スリーブの部分をΦ2.0の熱収縮チューブで覆う。
私の場合、ウキの長さは25cmに統一して作ってある。だから30cmで良い。
今度はこれを天秤に着ける。
こんな風に通す。
Φ3.0=40mmの熱収縮チューブで固定。
上部はこんな風にスイベルごと熱収縮チューブΦ3.0=25mmで留める。
釣場では、ワイヤーのNTパワースイベルに、家でセットした2リングBBパワーを連結するだけ。
NTスイベル 2リングBBパワー サイズ3を使用。強度67kg。
連結はオーバルリング。確認したら、今は商品自体がない。
多分、スミス(SMITH LTD)だったと思うが、現在販売されている物は小さい。
このリングのサイズは、長さ10.8mm、幅5.5mm、線径0.9mm。
近い物は、スタジオオーシャンマークのオーシャンスナップ#3。引張強度25kg。
↑左:オーシャンスナップ。右:オーバルリング(従来品)
長さは11mm、幅6mm、線径0.9mmでほぼ同じサイズ。
このサイズにこだわるのは、中空パイプ(熱収縮チューブ)のサイズに合わせて。
この中空パイプも色んなサイズで試して、このサイズで落ち着いた。
それで、Φ6.0=60mmで作った熱収縮チューブ(中空パイプ)を被せる。
このチューブは、抵抗の減少と連結部分の暴れを抑えて、尚且つ、回転するように空洞化させている。
上部を3mmの心棒を入れて縮めて、下部は4.5mmの心棒を入れて縮める。
すると、上部は3mm穴のゴム管が出来る。
投げる前に竿を立てた時、ウキ遊動環が当たってもセラミックリングが割れない。
下部はNTパワースイベルが丁度外れない穴径4.5mmの部分が出来て回転は邪魔せずに外れない。
長さは、上部は6mm。下部は8mm。
↑左がウキ側。右がカゴ側。
熱は加えない。空洞化したまま使用する。着水時にズレ上がったりはしない。
左から、ヨーズリのスーパーシモリ玉S、ウキ遊動環のみ。
これで沈降速度が速くなる。無駄な抵抗も減る。無駄な動きも減る。
シモリ玉は、以前はキングシモリ玉を使っていたが、穴の処理が酷かったので止めました。
プラ系のシモリ玉だとトップガイドに当たっても安心だし、ウキ遊動環に当たっても安心。
↑これは、天秤とカゴの連結部分。
シリコンチューブを被せてあるだけ。
これで外れない。今まで外れたことはない。これは釣り仲間Aさんのアイディア。
以前はバネを入れてたが、不要だった。
↑仕掛け全体。
カゴにワイヤー付き天秤を着けっぱなしにする。これで1セット。外さない。
ついでにクッションゴムも取り付けてある。
天秤はストレートのままでは使わない。弓型にする。
ハヤブサやささめの撚り糸を使ったこともあるが、張りがなくなるのが早かった。
適度な張りがないと絡みやすい。
これで、釣場では1ヶ所連結して、ウキを付けて、針、ハリスを結ぶだけになる。
からまん棒は要らない。
現場では、どうしても気がはやるから、なるべく簡素化するのが良い。