ポリカーボネートの無垢材から削り出したカゴ。
透明な材料を色々試して、「まあ、ポリカが1番壊れないかな」と、こうなった。
試した材料は、透明塩ビ、アクリルと試作した。
やはり、ポリカが1番強い。
価格も1番高い。
ハリス通しの切り欠きは、上カゴに入れない。
硬度が高いほど割れ易い。
紫外線などの環境により、生(しょう)が無くなると、必ず切り欠きがクラック発生の引き金になる。
なので、下カゴを手間を掛けて切り欠きを入れてある。
3箇所を切り欠いてある。
なぜか、、、
餌詰めの工程として、コマセを詰めて付け餌を入れる。上カゴを閉める。
いちいち切り欠きを探さなくとも、意識しなくとも、ただ閉めただけでハリスが躱る(かわる)。
写真が上手く撮れてないが、隙間がある。
ここにハリスが出てくる。チモトにビーズを付ければ、餌落ちしない。
なんでこんな物を作ったかだが、別に黒いカゴでも良いかもしれないが、
昨今の魚影の薄さから、何かないかなと想いを巡らせて考えて製作した。
かなりの期間(5年位)、釣友に手伝ってもらってフィールドテストをして、こんな形になった。
やはり、今までのABS樹脂とは違い、比重もあるから、同じように作ると重くなる。
ちゃんと条件に合ったグレードの材料を使うと、高額になる。
安いのは劣化で割れてしまう。
まあ、良い物は高いってことだな。