これは、三保の海岸に整備された遊歩道です。
今回は大変遺憾に思っていた事を綴ります。
私には、出来の良い兄が居りました。
残念な事に昨年、永眠しました。51歳でした。
その兄ですが、
小さい時に肺炎を患ったことと、十代後半の柔道をきっかけに、
心臓麻痺により半身不随となってしまいました。
幸いリハビリを根気よく続けた為か、
後遺症は手先と足先に少し残っただけでした。
その時、病院で見た光景が30年以上経った今でも、心に強く残っています。
前置きが長くなりましたが、
この柵、取り外せる様ですが、普段は鍵を掛けてあり、動かせません。
丁度、この写真を取ってる時に、
どこかのお母さんが自転車に子供を乗せて通りかかりました。
その母親は、子供を下ろし、自転車を持ち上げ、この柵を超えていきました。
そんな状態の柵に、ふと、思いました。「車椅子の人は…」と、
絶対に通れません。車椅子の通れる間口がありません。
通るには柵を外すしかないのです。
行政や自治体は、まったくその様な人たちの事を考えていないのです。
この景勝地では、景色を見ながらの散歩が出来ません。
「バリアフリー」が聞いて呆れる。人によって通れない道を造ってる。
聞くと「バイクなどの為、通行人が危ない」、とか。
仕事柄はっきり言えるが、そんな事防ぎつつ通れる対策はあるんだ。
こんななのに、公報ではウマい事言ってる。まったく、呆れる。