日: 2021年10月25日

オール削り出しのカゴ

ポリカーボネートの無垢材から削り出したカゴ。

透明な材料を色々試して、「まあ、ポリカが1番壊れないかな」と、こうなった。

試した材料は、透明塩ビ、アクリルと試作した。

やはり、ポリカが1番強い。

価格も1番高い。

ハリス通しの切り欠きは、上カゴに入れない。

硬度が高いほど割れ易い。

紫外線などの環境により、生(しょう)が無くなると、必ず切り欠きがクラック発生の引き金になる。

なので、下カゴを手間を掛けて切り欠きを入れてある。

3箇所を切り欠いてある。

なぜか、、、

餌詰めの工程として、コマセを詰めて付け餌を入れる。上カゴを閉める。

いちいち切り欠きを探さなくとも、意識しなくとも、ただ閉めただけでハリスが躱る(かわる)。

写真が上手く撮れてないが、隙間がある。

ここにハリスが出てくる。チモトにビーズを付ければ、餌落ちしない。

なんでこんな物を作ったかだが、別に黒いカゴでも良いかもしれないが、

昨今の魚影の薄さから、何かないかなと想いを巡らせて考えて製作した。

かなりの期間(5年位)、釣友に手伝ってもらってフィールドテストをして、こんな形になった。

やはり、今までのABS樹脂とは違い、比重もあるから、同じように作ると重くなる。

ちゃんと条件に合ったグレードの材料を使うと、高額になる。

安いのは劣化で割れてしまう。

まあ、良い物は高いってことだな。