日: 2021年8月16日

仕掛けのシステム化

釣行前の家でのセッティングは、こんな感じ。

このまま竿袋に入れて釣場へ向かいます。

作業と仕掛けをシンプル化するために、システム化してあります。

仕掛け(ウキ周りと連結部)は、こんな感じでセットしてある。

こことこの下の部分(カゴ周り)の内訳は以下の通り。

まずは天秤から。

天秤に着ける30cmのワイヤーを作ります。

【使用材料・工具詳細】

大洋ベンダーズ ワイロン#37s L=35cm

ヤマシタ LPダルマクリップ サイズS x2個

NTスイベル NTパワースイベル サイズ4 x1個

・熱収縮チューブ Φ2.0=20mmx2本。Φ3.0=25mmx1本・40mmx1本。

YO-ZURI ヨーズリ パワーアッププレッサー (工具)

まずは輪っかを作ります。概ねL=25mm。

反対側をスイベルを入れてカシメます。

カシメるのに使う長さは9mm。

カシメの出来上がりはこんな感じ。

Φ2.0=20mmx2本の熱収縮チューブをカシメる前に入れておくのを忘れない。

後からでは細くて入らない。

概ね、30cmに仕上がった。スリーブの部分をΦ2.0の熱収縮チューブで覆う。

私の場合、ウキの長さは25cmに統一して作ってある。だから30cmで良い。

今度はこれを天秤に着ける。

こんな風に通す。

Φ3.0=40mmの熱収縮チューブで固定。

上部はこんな風にスイベルごと熱収縮チューブΦ3.0=25mmで留める。

釣場では、ワイヤーのNTパワースイベルに、家でセットした2リングBBパワーを連結するだけ。

NTスイベル 2リングBBパワー サイズ3を使用。強度67kg。

連結はオーバルリング。確認したら、今は商品自体がない。

多分、スミス(SMITH LTD)だったと思うが、現在販売されている物は小さい。

このリングのサイズは、長さ10.8mm、幅5.5mm、線径0.9mm。

近い物は、スタジオオーシャンマークのオーシャンスナップ#3。引張強度25kg。

↑左:オーシャンスナップ。右:オーバルリング(従来品)

長さは11mm、幅6mm、線径0.9mmでほぼ同じサイズ。

このサイズにこだわるのは、中空パイプ(熱収縮チューブ)のサイズに合わせて。

この中空パイプも色んなサイズで試して、このサイズで落ち着いた。

それで、Φ6.0=60mmで作った熱収縮チューブ(中空パイプ)を被せる。

このチューブは、抵抗の減少と連結部分の暴れを抑えて、尚且つ、回転するように空洞化させている。

上部を3mmの心棒を入れて縮めて、下部は4.5mmの心棒を入れて縮める。

すると、上部は3mm穴のゴム管が出来る。

投げる前に竿を立てた時、ウキ遊動環が当たってもセラミックリングが割れない。

下部はNTパワースイベルが丁度外れない穴径4.5mmの部分が出来て回転は邪魔せずに外れない。

長さは、上部は6mm。下部は8mm。

↑左がウキ側。右がカゴ側。

熱は加えない。空洞化したまま使用する。着水時にズレ上がったりはしない。

左から、ヨーズリのスーパーシモリ玉S、ウキ遊動環のみ。

これで沈降速度が速くなる。無駄な抵抗も減る。無駄な動きも減る。

シモリ玉は、以前はキングシモリ玉を使っていたが、穴の処理が酷かったので止めました。

プラ系のシモリ玉だとトップガイドに当たっても安心だし、ウキ遊動環に当たっても安心。

↑これは、天秤とカゴの連結部分。

シリコンチューブを被せてあるだけ。

これで外れない。今まで外れたことはない。これは釣り仲間Aさんのアイディア。

以前はバネを入れてたが、不要だった。

↑仕掛け全体。

カゴにワイヤー付き天秤を着けっぱなしにする。これで1セット。外さない。

ついでにクッションゴムも取り付けてある。

天秤はストレートのままでは使わない。弓型にする。

ハヤブサやささめの撚り糸を使ったこともあるが、張りがなくなるのが早かった。

適度な張りがないと絡みやすい。

これで、釣場では1ヶ所連結して、ウキを付けて、針、ハリスを結ぶだけになる。

からまん棒は要らない。

現場では、どうしても気がはやるから、なるべく簡素化するのが良い。